きたかみラストイヤー メモリアルキャンペーン

太平洋フェリー

平成と共に歩んだきたかみの航跡

「きたかみ」は、太平洋フェリーの新造船として1987年(昭和62年)に就航した初代「きそ」に次いで、1989年(平成元年)10月21日に日本最大級の大型フェリーとしてデビューしました。
1991年(平成3年)に就航した2代目「いしかり」と共に、太平洋フェリーの新しい船団の一員として、名古屋~仙台~苫小牧を結ぶ定期便として航海を続けてまいりました。その間、「きそ」は2代目が就航し、「いしかり」は3代目が就航する中、「きたかみ」は今日まで安全航海を続けること29年もの間、上質で優雅な船旅の魅力を提供しています。

「きたかみ」船名の由来

青森・秋田・岩手の県境となる雫石付近の山肌を水源とし、石巻湾に流れ込む東北を代表する「北上川(きたかみがわ)」にちなんで命名されました。

建造当時の「きたかみ」

「きたかみ」は、先に就航した初代「きそ」との姉妹船として三菱重工業㈱下関造船所で建造されました。
当時としては画期的な大型客船並みの客室や設備を備えた船内は長距離フェリーのイメージを変えました。

建造中の様子

進水式

就航当時の様子

太平洋フェリーの歴代船は、「あるかす」(第1船)、「あるびれお」(第2船)、「あるなする」(第3船)、「あるごう」(第4船)と宇宙の星座をイメージさせる船名に始まり、次いで初代「いしかり」(第5船)、「だいせつ」(第6船)、初代「きそ」(第7船)、「きたかみ」(第8船)と就航地域に由来する船名に変わっていきました。
「きたかみ」は、昭和が終わり新たな元号「平成」が始まる1989年に「あるびれお」のリプレース船として、同年10月に北海道航路に就航しました。

 

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