安全環境保護方針
安全方針
一つ、私たちは、安全最優先の理念に基づき行動します。
一つ、私たちは、安全対策のチェックを怠りません。
一つ、私たちは、安全に関する問題点を共有し、あくなき改善を続けます。
環境保護方針
一つ、私たちは、地球環境に配慮して行動します。
一つ、私たちは、環境保護方針のチェックを怠りません。
一つ、私たちは、環境保護に向けた問題点を共有し、あくなき改善を続けます。
安全管理体制図
安全への取り組み
ISM取得
ISM(International Safety Management Code)とは船舶の安全航行及び汚染防止のための国際管理コードのことです。当社は、「任意ISM審査」に合格し、会社は「適合認定書」を、3船舶はそれぞれ「任意ISM船舶安全管理認定書」を取得しています。
ISMコードでは、安全確保及び環境保護を実施するためのマニュアルが規定されており、認定書取得までに事業者が作成したマニュアルを厳しく審査されます。
認定書の取得は、外航就航船は強制ですが当社のような内航船では任意になっています。
当社はより高品位に安全運航を継続するとともに、環境保護にも積極的な取り組みを進める中、会社及び保有3船舶の任意ISMをすべて取得いたしております。
安全パトロール
経営トップから現場まで一丸となっての安全に関する取り組みの一つとして安全パトロールを実施しています。特に危険が伴う作業の一つである荷役作業(貨物の積降)を安全かつ効率的に行うため、社長をリーダーとして安全統括管理者、運航管理者、港営業所長等が一つのチームとなって荷役作業中にパトロールを行います。各作業を決められた手順通りに実施しているか?ハード・ソフト両面で危険はないか?をチェックリストに基づいてチェックし、改善すべき事項については早急に対処するように直接指導します。
操練(非常時訓練)
航海中等で非常事態が発生した場合に乗組員が冷静かつ的確に行動ができるように訓練しております。操練には、防火、防水、救命艇、非常操舵、流出油防除の項目で事象別に日頃から定期的に実施しております。
津波避難訓練
平成23年に発生した東日本大震災を教訓とし、大地震が発生し、それに伴う大津波が襲来することを想定した訓練を実施しています。訓練は、入港直後に大震災が発生、荷役を中止し、お客様を陸上の避難場所に避難させ、本船は直ちにエンジンを起動しその他の出港準備を行うという内容です。近い将来発生が予測されている南海トラフ地震に備え、東日本大震災以来毎年実施して有事に備えています。
退船訓練
旅客船において発生している事故をふまえ、航行中での緊急事態の発生を想定した退船訓練を実施しています。訓練は、車両甲板から火災が発生し、消火を試みるも至らず火勢が増してきたため、お客様の退船を行うという内容です。
サバイバル訓練
当社が運営しているSTCW条約基本訓練実地訓練施設を使用し、船の運航に携わらない事務部乗組員に対しても救命筏で適切な行動が行えるよう訓練を行っています。
安全に関する情報
船の安全性について
自動航行システム
最新式のレーダー・自動衝突予防援助装置・電子海図を備え、自船の位置や周囲の状況を把握し、霧中や夜間でも安全運航が可能です。また、操舵スタンドは、コンピューターが針路と設定コースのズレを計測し、進路を一定に保つ自動操舵モードを装備しています。
通信システム
衛星回線を通じ、気象海象状況等の把握、他船との通信、遭難信号の送受信が可能となっています。
防火システム
トラック甲板は、乗組員による定期巡視を実施している他、センサーにより火災発生場所を即座に感知します。テレビモニターの映像により、防火扉の遠隔操作も可能です。
フィンスタビライザー
ブリッジ(操舵室)に装備されたコントロールパネルによる遠隔操作により、船底側面から海中に張り出された翼は、コンピューター作動により、船の傾斜と反方向の揚力を生じさせる装置です。ローリング(横揺れ)の95%を軽減させることができます。